1964剧情悬疑
市川雷藏东良之助伊达三郎藤川准
将军家斉の庶子片桐高之は、母松女の野望に駆り立てられ次期将军の座を狙っていた。ある日高之は新刀の试斩りに川原で饥馑で地方から避难して来た百姓の老人を斩り杀した。ちょうどそこを通りかかった狂四郎は、それを目撃するが、老人の仲间からは误解されて憎しみを受け、また高之からも狙われることになった。そんな狂四郎はある日、高之の使の腰元小波の迎えを受け川舟へ案内された。そこで狂四郎は仕官をすすめられ、さらに爱刀无想正宗を所望されたが、狂四郎はこれを拒絶し、高之侧近の剣客戸田の右腕を斩り落して立去った。小波は豪商山崎屋伝右卫门の娘で、伝右卫门は小波に未来の将军御台所の梦を托し、高之に経済的な援助を与えていた。そんな小波を高之も爱し、妻に迎える约束を交していた。一方狂四郎は高之の邸に忍び入り、小波を寝室に袭って犯した。憎悪に燃える小波は片桐家に恩义をこうむる剣客寄居勘兵卫を狂四郎の许へ送った。しかし狂四郎は勘兵卫の人物を惜しみながらもこれを斩り倒した。さらに高之は死刑囚むささびの伴蔵を釈放して狂四郎を倒そうとした。伴蔵の手裏剣と高之配下の剣士たちの杀阵をきり抜けた狂四郎は、そこで憎悪に燃えた小波を见た。一方高之のために试斩りにされた老人の忰太十は、复讐のために小波をさらったが、それを知った高之のために逆に捕われの身となってしまった。駆けつけた狂四郎は太十の命と引换えに无想正宗を高之に与え、自ら捕われの身となった。しかし狂四郎を憎みながらも女として爱すようになっていた小波に刀をもらった狂四郎は牢を脱出して向柳原の桥上で高之と対决した。狂四郎の剣が円を描き、その足下に高之はくずれ落ちた。